ピンチを救ってくれたアイフル

 今までに一度だけ、アイフルでお金を借りたことがあります。
友人の結婚式がふたつ、重なってしまった時です。
連絡が来た三ヶ月ほど前からお金を貯めていたのですが、その間に家人の入院で「お金を貸してほしい」と言われ、どうしようもなくなってしまったのでした。
 アイフルの店舗に行く勇気はなかったので、インターネットで申し込みをしまし た。お店が怖いだなんて、先入観だとはわかっています。
友人がかつてアイフルでお金を借りた時は「怖いところを想像していたけれど、受付の方はとても優しかった」と言っていましたもの。
でも彼女の言葉を聞いていても、私はその気持ちを拭えなかったのです。
 別に昼間でも問題ないのに、なぜか夜に、どきどきしながらサイトを検索したことを覚えています。
今思えば「消費者金融にお金を借りるなんて、いけないことだ」と、これまた先入観からの罪悪感があったのでしょうね。
でも結論を言えば、私は確かにこの借金で、無事に友人のおめでたい席を、お祝いすることができたのです。そう考えるとアイフルには、感謝しかありません。
 そして後日、借金はしっかり完済しました。退院した家人がお金を返したくれたので、それを返済に充てたのです。
人生初体験、今はあの恐ろしいという先入観もなくなっていますよ。
だって上手に使えば、なにも怖いことはないのですもの。
ただ、こうして困ったときに助けてくれるから、頼りきりになってしまう人もいるのかもしれないとは思いました。